カラーセラミックスの特長 


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促進耐候性試験

 

建物の美感維持について

建物に塗装されている塗材は、大気中の汚染物質や粉塵等の付着、カビ、藻の発生などの現象により経年とともに汚れて行きます。また、紫外線による劣化が進行していくと、色褪せ、チョーキング(白亜化)、ひび割れ、剥がれなどが発生し下地を保護する性能が低減します。

長期間にわたって建物の美観を維持していくには「耐汚染性」と「耐候性」の両方の機能が必要です。

カラーセラミックス塗膜の美感維持の物性について
耐候性

一般的なエナメル塗料などの有機系顔料を使用した塗材は、紫外線の影響により比較的早期に変色や褪色します。

カラーセラミックスは無機質骨材による骨材発色ですので変色や褪色が起こりにくい性質があります。

さらにカラーセラミックスに仕上材(トップコート)を施すことで、耐候性、耐汚染性を付与・向上させ長期間建物の美観維持性能を発揮します。

 

促進耐候性試験 ( JIS A-6909 ) SWOM試験

促進耐候性試験は、紫外線照射→散水→乾燥の繰返しで自然環境を促進再現する試験です。

基準板と比較して変色の程度、ひび割れ及びはがれの有無を目視によって確認します。

上塗材だけの部分については、白亜化の観察と光沢保持率の測定をします。

 

 促進耐候性試験
( JIS A-6909 ) SWOM試験

合格時間

備 考
 JIS 規格値 250  
 比較用資材[A] 樹脂リシン

250

 
 セラスキン

500

耐候形3種相当

 セラキャストX

2,000

耐候形1種相当
 セラグラニーWS 3,000
 U・NEX 3,000

※ サンシャインウエザーオーメータ(SWOM)では照射時間200H〜250Hを1年相当として換算します。

 

【 資料 】

 

☞ 樹脂別の耐候性について

 

☞ シリコンクリヤーの耐候性について